加齢車の車検 (走行距離が多い・古めの車)

経験があれば疲労もある

定期的に受診している健康診断。その健康診断と、子供の頃に学校で受けていた健康診断を比べてみると、今、受診している健康診断の方が診断項目が多いと思います。また、同じ健康診断においても、年齢によって診断項目が更に増えてきます。車にあてはめてみると、走行距離が0kmの新車(実際に納車される場合には、運搬などにより全くの0kmの車はないと思いますが)と10万km走った車の状況が、同じであるということはあり得ません。実際新車が次の車検を受ける時には数万km走っていますが、10万km走った車と同じ検査項目になるのでしょうか。車検の検査項目は新車に近い車でも10万km走った車も同じです。しかし、車の健康状態は違っていますから検査項目にパスするかどうかは別です。

10年過ぎても現役

平成7年以降、新車登録10年を超えた車も車検有効期限が1年から2年へと変更されました。技術革新が進み車の耐久性が高まったことが、その要因の一つです。街中でも生産中止になった車をよく見かけます。また、書店では絶版車や絶版車準じる車の雑誌を多く見かけます。思い入れがある愛車をいつまでも大切に乗っていたいということでしょう。(ちなみにその頃の各社のラインナップには必ず複数車種のスポーツカーがあったものです。)大切な愛車をいつまでも乗るためにも、元気な状態で車検に合格したいものです。しかし、現実はそう簡単にいかないのが常です。形ある物いずれは崩れる。経年劣化などにより、そのままの状態では車検に合格しづらいものです。

必須と推奨

エンジンオイル、バッテリー、ブレーキオイル、冷却水、など必須の項目は当然のことながら、いつもは気にしていない部品にも気をつけなければいけません。例えば、マフラーの腐食、サスペンションなどいった重要でかつ高価な部品の交換も必要となる場合もでてきます。不具合のある部品の交換だけで、新車1台を買える金額になってしまう。なんてことも耳にします。純正部品では、装飾品(モール、プラスチック類)に関する部品はすでに生産していないケースもありますが、車の走行に関する基幹となる部品に関しては在庫、もしくは注文があった時点で(たとえ一品でも)生産しています。また、バブル時代に設計・生産された車(当時は良くも悪くもコストが重要視される時代ではありませんでした。)は頑丈な分現在でも十分耐久性があるものです。